週刊石油展望

≪海外原油市況≫6月25日週のWTI原油は先週比1.17ドル高の79.59ドル、ブレント原油は同3.36ドル高の92.97ドルとなった。
 前週末22日は前日の流れを引き継ぐ中、一時11年10月以来となる77.56まで下落。その後は、安値拾いの買いや、米株式の反発、メキシコ湾におけるハリケーンへの警戒感等から79ドル台まで値を戻し、前日比プラスで引けた。週明け25日は、根強い欧州不安やユーロ安/ドル高から反落。28~29日のEU首脳会議にて、債務危機に対し抜本的な対応策は打ち出されないとの悲観的な見方が広がった。また、スペイン国債の利回り上昇等一連の悪材料を受け、欧米株価が軟調な推移となり、原油も下押された。さらに、週末の上げ材料となった熱帯暴風雨の予想進路が大幅に変わったことなども、 下押し材料となった。26日は小動き。欧州不安が重しとなって上値が重い展開の中、在庫の減少予測を手掛かりとした買い戻しに小反発して引けた。27日は、市場予想を上回った米経済指標を受けた株高に追随し、続伸した。5月の耐久財受注、中古住宅販売成約指数の上昇で株価が上伸。原油もつれ高となり、一時1週間ぶりとなる80.92ドルまで買われた。中盤には、EIA統計にて、ガソリン在庫が207.8万バレル増(予想:100万バレル増加)となり上げ幅を削ったが、売り圧力は限定的で80ドル台をキープして引けた。翌28日は、一転して急落する展開となる。スペイン、イタリアの国債利回り急上昇から、ユーロ安/ドル高となり原油は売られ、77ドル台まで下落することとなる。しかし、日本時間29日の日中に、EU首脳会議においてスペイン銀行向け融資の条件緩和で合意したことが伝えられると急速に値を戻し、15:30現在、79.5ドル付近での推移となっている。

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