熱いトウモロコシ相場に注目

 シカゴトウモロコシが熱い。6月15日に新穀12月限は5.06ドルの安値を示現した後、27日には6.5675ドルまで急騰を演じ、その上昇率は29.8%である。これだけ短期間に急騰したのは、米コーンベルト東部・南部、そしてプレーンズ地域での干ばつの影響が大きいが、その干ばつを材料にしてファンドは慌てて買い直してきたことが急騰の主因と考えられる。
 毎週末にCFTCは取組内訳を発表している。大豊作を信じた大口ファンドが買いポジションの整理を進め、3月20日現在で31万1712枚のネットロングだったものが、6月5日には9万3566枚のネットロングまで急減してしまった。10万枚割れは2年振りのことである。その2年前も8月から9月にかけて大口ファンドのネットロングは40万枚の大台を回復している。6月19日現在の大口ファンドのネットロングは10万5364枚のネットロングであるが、その後のファンドの買い攻勢を加味しても、まだ20万枚のネットロングに満たない水準であり、前年同期の半分以下であることから、ファンドの潜在的な買い余地はまだまだ残されているとみるべきである。世界的な金融緩和の流れの中で、活況を呈している穀物市場に資金が集まり始めており、今後ともその主役の座を維持しつつ、7月からの第3四半期に入ることになる。

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