OPECの要減産国は1月の減産枠を守れなかった!?

原油は上昇。1年7ヶ月ぶりの高値。一時54.94ドル。予想を下回る在庫およびドル安が主な要因と見られる。NY取引時間終了間際にドルがやや値を戻したことで54.30ドル近辺まで下げている。

金は昨日までのレンジを上抜ける展開。一時1250ドル超。ドルインデックスは下落し、NY時間終盤に101.00を下回るまで下落。1250ドルは昨年11月半ば以来の水準。

上海ゴム(取引時間は日本時間午前0時まで)は急落。昨日までのレンジを下抜け18560元まで下落。次の下値の目安は節目18000元か。

金・プラチナの価格差は、ドル建てでおよそ238.5ドル(前日比およそ6ドル拡大)、円建てで862円(同18円拡大)。(価格の関係はともに金<プラチナ)直近の最拡大時の価格差は、ドル建てでおよそ323ドル、円建てでおよそ1090円。ともに2016年10月下旬。

●東京白金と金および価格差(白金-金) (単位:円/グラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より
 
●本日のグラフ  「OPECの要減産国は1月の減産枠を守れなかった!?」

以下の図は、OPECが2月13日(月)に公表した1月の加盟国内の減産対象国11ヶ国の生産量と、昨年11月30日の総会で合意した国別の生産量です。

これらを比較したのが右の列の”順守(○)・不順守(×)”です。

要減産国11か国中7ヶ国が不順守、4か国が順守(同値含む)、11ヶ国合計では“不順守”となりました。

昨日のコラムでは、OPEC13か国“全体として”順守としましたが、要減産国の国別や11か国合計の状況を見る限り、1月は十分に減産が実施されたとは言い難いように思われます。

なぜ、“13か国全体”として順守できたか?については、筆者は12月にインドネシアがOPECを脱退したこと(14ヶ国から13か国に加盟国が減り、実質インドネシアの生産分が減産とカウントされている可能性)、減産免除となったリビア・ナイジェリアの2か国がそれほど増産しなかったことが上げられると考えております。

図:減産の責を負っているOPEC11か国の合意生産量と1月の生産量
  (単位:万バレル/日量)
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出所:米エネルギー省(EIA)の公表データより筆者作成

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