受粉を前に天候リスク高まるトウモロコシ

 クロップキャストは21日、米国トウモロコシの2012年度の生産高事前予想を明らかにしている。同社の前回の予想イールドである163.7ブッシェルを大きく下回る158.6ブッシェルにイールドを下方修正したため、生産高は139億7100万ブッシェルと設定されている。米農務省の机上の生産高は147億9000万ブッシェル(イールドは166.0ブッシェル)のため、米農務省予想からみると8億1900万ブッシェルも少ない生産高となる。これを6月の需給報告で示された期末在庫の18億8100万ブッシェルから差し引くと10億6200万ブッシェルとなる。需要の後退も想定されるため、単純に差し引くことはできないが、これまでの供給過剰の前提が大きく崩れる可能性を秘める生産高の事前予想と評価できる。
 実地調査に基づく米農務省の生産高予想は8月から発表される。作柄状況の悪化次第では7月から発表されたことも想定されるが、今回のクロップキャストはその8月に発表されるイールドを想定しての生産高予想だったとみられる。
 18日に米農務省が発表した作柄状況をベースにしてダウジョーンズが算出した作況指数(平年を100とする)は、全米平均で100.8(前週102.0、前年同期103.8)で、まだ作柄からみて平年並の作柄が期待できる状況である。ただし、現在の作柄状況の判断材料が草丈の長さや葉や節の数などを参考にしているため、現在の乾燥した天気のダメージが表面に出にくいことも留意すべきである。従って、作柄がまだ良好とみるべきではない。

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