原油は波乱の展開続く、目先はOPEC月報に注目

 米EIA(エネルギー情報局)が8日に発表した週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比1383.0万バレルも急増している。原油輸入が日量で108.2万バレルも急増したこと、原油生産も同6.3万バレルの増加をみせ、原油在庫の急増に寄与していた。その前日の米API(石油協会)が発表した原油在庫も1420.0万バレルの増加を示していた。極めて弱い内容だったものの、長期低迷していたガソリン需要が改善をみせたことで、ガソリン在庫が久しぶりに小幅減少したことを好感してNYガソリンが急騰したことを好感して、WTIやブレントも出直りをみせ、9日にWTI期近3月限は53ドル台を回復している。

 米APIの在庫統計発表後に、WTI期近3月限は51.22ドルまで急落したが、その安値から一気に2ドルも戻している。100日移動平均線が51.30ドル台にあったことから、その100日移動平均線が目先の下値固めの水準ともみられている。

 確かに、米国の原油在庫が急増し、今後の増産拡大も警戒されており、WTIやブレントの圧迫要因になり続けるとみられる。ただ、OPECや非OPECの減産のペースも予想以上に早いため、市場では一連の売り材料が買い場を提供したとみていると考えられる。

 注目は週明け発表されるOPECの2月の月報で、1月末にロイター通信が示したOPECの強気の産油量に似た内容が予想される。
 
wti
 

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