NY金、上昇基調継続

 11月の米大統領選挙以降のトランプラリー(株高・ドル高)と共に、下落を続けてきたNY金が、2016年12月に底打ち後、着実に下値を切り上げている。11月高値~12月安値までの下げ幅に対する半値戻しを達成した。

 2015年のFOMC利上げ以降の値動きと、相関の高い状況となっている。2015年末もFOMCが利上げを実施するまでは、NY金は売られたものの、2016年に入って、利上げ観測の後退と共に、下値を切り上げて行った。

 2017年も、12月のFOMCで予想された年3回の利上げ観測の後退と共にドルが売られている。トランプ大統領が就任式で、貿易や税制などあらゆる分野における米国民の利益優先を表明。「米国第一主義」を明確に打ち出した事で、「保護主義」的な政策が採られるのではないかとの憶測も高まっている。雇用統計が弱気な内容であった事もあり、トランプ・ラリーが始まった2016年11月安値~12月高値までの上昇に対する38.2%押しと重なる112円水準を下抜けてきた。早々に同水準を回復できないと、一目均衡表の雲の下限や、半値押し(109.91円)と重なる心理的節目110円が意識される。61.8%押しは107.84円水準。200日移動平均線は107.37円水準に位置する。

 10日の日米首脳会談を控えて、本邦は口先介入を含めて為替操作と見られる動きは採り難い時間帯だ。米国にとっては、首脳会談前に円高が進めば進むほど、日本からのお土産が大きくなるとの思惑もあるかもしれない。投機筋としては、短期的には下を叩きやすい時間帯とも言えよう。
 
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