米金融引き締め強化の中、NY金は戻り売り基調続く

 米金融引き締めの強化観測とNYダウの2万ドルの大台乗せの動きを嫌気して、NY金は1220ドルの高値から1880ドル台まで大きく値を消している。

 先週のイエレン米FRB議長の証言によって米金融引き締めが長期に渡って実行される可能性が示唆され、一時、NY金は1200ドル割れを果たした。ただ、トランプリスクを警戒した買いが継続し、その後1220ドル台を示現するまで上伸。しかしながら、トランプ政権の経済政策に対する期待というよりも、米国への資金のシフトを映す格好でNYダウは2万ドルの大台に上伸し、そしてドル高も進行することとなった。金融面でのトランプリスクの解消もあり、金市場からの資金引き揚げが加速し、1180ドル台まで急落している。

 米フィラデルフィア連銀総裁は20日、米利上げのさらなる期待と市場からの資金引き揚げも示唆した。イエレン米FRB議長の金融引き締めの強化を連想される内容で、金市場の大きな圧迫要因となり、急落のキッカケになったとみられる。

 また、NY金は期近2月限の整理商いを月末にかけて強いられることになる。米金融引き締めが指摘される中、期先限月への買いポジションの乗り換えには消極的な状況は避けられない。また、トランプリスクを背景にしたヘッジ買いがかなり膨らんでおり、例年のこの時期の期近2月限の建て玉よりも、ファンド筋のネットロングが増していたこともあり、その影響も手伝って急落を余儀なくされたといえる。

 20日移動平均線を下回る値位置まで急落したが、目先はこの20日移動平均線を巡る攻防が予想されるが、敢えて金を買う必要性もみられず、期近2月限の整理売りを伴って1180ドル割れも考慮すべきとみる。
 
NYGOLD
 

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