週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.52ドル安の51.53ドル、ブレント原油は同1.73ドル安の54.32ドルとなった。

 前週末13日の海外原油相場は反落。米国で3連休を控えたポジション整理の動きや、一部産油国の減産順守への懐疑的な見方が根強いことなどが重しとなった。

 先週はサウジアラビア、クウェートなどが減産割当水準以上の減産を実施していることや、今年上半期に需給は再均衡に向かうだろうといったサウジアラビアのエネルギー相の発言が好感され週前半にかけては上昇したものの、ロシアの今年の原油生産がソビエト連邦崩壊後の最高水準を更新するとの観測や、IEA事務局長がシェールオイルの生産拡大見通しを示したことなどで売り圧力が強まると、週後半にかけて大きく下落した。

 週明け16、17日はサウジアラビアエネルギー相が主要産油国による減産順守を厳格化するといった発言やドル安進行などが好感され上昇した。ただし、引けにかけては戻りを売られ上げ幅を縮小すると、翌18日はその流れを引き継ぎ急反落。IEA事務局長の発言のほか、OPECの月報で米原油生産見通しが上方修正されたことが嫌気され、WTIベースで1.4ドル近く下落した。

 翌19日は前日の急落に対する修正の動きで反発した。EIA統計では原油在庫は予想に反して大幅に増加し、一時マイナスサイドまで下落したものの、受渡場所のクッシング原油が減少したことなどが意識されると一段と売り込まれるには至らず、下値を拾われるとプラスサイドへと持ち直した。

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