米国の原油増産傾向で石油市場は戻り売り有利

 米エネルギー情報局(EIA)は17日、2月の米国国内のシェールオイル生産が前月比4万0750バレル増の日量474万8000バレルとなり、実に4カ月振りの増加に転じる見通しを明らかにしている。テキサス西部とニューメキシコ東部にまたがるバーミアン盆地の増加が寄与するとしている。シェールオイルの掘削リグは長期増加傾向にあり、それを反映する内容がようやく示された。

 その前日、ゴールドマンサックスは掘削された油井で上期に生産が開始されることを考慮すると、2017年の米国の原油生産は日量23万5000バレル増加するとの見通しを明らかにしている。

 米国の原油の増産傾向を示す見通しが相次いで発表されたことで、WTIやブレントは再び下値を探る動きをみせ始めている。

 ところで、OPECは18日に月報を明らかにしている。その中で、12月のOPECの産油量は日量3308.5万バレルとしており、前月比22万バレル減少している。ただ、前月の月報で示された11月の産油量は日量3387.0万バレルだったが、今回は3330.5万バレルに56.5万バレルも下方修正されている。10月の産油量も3371.9万バレルから3295.5万バレルに、実に76.4万バレルも下方修正されている。これほどの過去の生産高の修正もあまりないだけに、1月からの減産に合わせて、数字と意図的に修正したとの見方も出ている。

 その結果、強気のOPEC月報は無視され、弱気な米国の原油増産は再認識され、WTI・ブレントの急落につながったといえる。
 
wti50
 

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