天然ゴム市場分析

 天然ゴム生産国連合(ANRPC)は13日、タイの洪水被害により、2017年のタイの天然ゴム生産は、当初予想されていた474万1000トンを36万トン下回る438万1000トンとなる見通しを発表しました。昨年12月上旬からの度重なる洪水被害により、天然ゴム生産が36万トンほどの減産となり、天然ゴム価格が大きく上昇することになりました。

 洪水のために6日から閉鎖されていたタイ南部のナコンシータマラート空港は、14日から運航を再開しました。タイ内務省災害防止軽減局は15日、「タイ南部では、浸水が引いて、後始末の作業が本格化している。」と述べております。ようやくナコンシータマラート空港が運航を再開し、タイ南部の洪水被害が終局を迎えたようです。

 タイ政府は、来週に9万8000トンの天然ゴムの政府備蓄を放出することを発表しました。タイ政府は、2014年以降の価格テコ入れ策による農家からの買い入れにより、天然ゴムの政府備蓄を31万トンにまで積み上げました。その政府備蓄をすべて放出すれば、今回の洪水被害による減産のほとんどを埋め合わせすることが出来ます。タイ政府にとっては、価格が低迷した時に農家から安い値段で買い上げた大量の政府備蓄を高値で放出することが出来るのですから、願ってもない政府備蓄放出のタイミングとなりそうです。来週から政府備蓄の放出が始まれば、これまでの洪水被害によるひっ迫感が後退することになりそうです。
 

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