週刊石油展望

先週末のWTI原油は前週比0.62ドル安の53.05ドル、ブレント原油は同0.75ドル安の56.05ドルとなった。
前週末6日の海外原油相場は小幅高。ドル高から軟調に推移していたが、サウジアラビアが減産を順守していることが伝えられたことから供給過剰解消期待が高まり下支えされる形となった。

週明け9日は大幅下落。イラン、イラクの原油輸出が増加していることや、米石油リグ稼働数増加による米原油生産の増加見通しなどに圧迫された。10日は続落。前日の急落に対する修正から小幅に上昇していたが、目新しい材料はないものの、減産による供給過剰解消効果に対して懐疑的な見方の強まりから、戻りを売られる展開となった。11日は反発。EIA在庫統計において原油在庫(409.7万B増)、製品在庫(ガソリン502.3万B増、留出油835.6万B増)共に予想以上の大幅増加となっており、発表直後は急落としたが、クッシング原油在庫の減少や、大幅なドル安進行による割安感から買われ、急速に切り返す展開となった。12日は続伸。OPEC加盟国のサウジアラビアや、イラク、クウェート、非OPEC加盟国のロシアが減産合意を履行しているとの報が流れたことから堅調に推移した。

今週の海外原油市場は、引き続き押し目買い有利の値動きが予想される。現状OPEC加盟国、非加盟国共に減産が順守されていることから、底堅い推移を続けており、先週のトランプ次期米大統領の会見により、ドル高に対する調整色が強まったことが、新たに支援材料となったと考えられるだろう。また、EIA在庫統計での原油在庫急増による下落局面での急速な切り返しも、押し目買い意欲の強さがみてとれる。21-22日にOPEC減産順守監視委員会の会合を控えており、目先大きく下げるような展開にはなりにくいと考えられる

NY原油チャート

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