NY金、ギリシャ選挙を受けたシナリオは?

 前回当欄で『~中略)。重要イベントが控える。これらを受けて、思惑が交錯する可能性は大きいが、投機筋の買い玉整理が一巡している金(GOLD)は、極端なリスク回避が強まらない限りは、押し目を買われる流れとなるだろう』としたが、NY金(8月限)は、米雇用統計を受けた追加緩和期待の高まりから急速に切り返し、強烈な長大陽線を付けた後、1640ドル台まで値を伸ばしたが、バーナンキFRB議長が上下両院合同経済委員会での証言で追加緩和を具体的に示唆しなかったことから急反落。その後、1600ドルを割り込んだものの、欧州連合(EU)のユーロ圏財務相がスペインに対して最大1000億ユーロ(約10兆円)規模の支援を表明したことで急速に安値から値を戻し、長い下ヒゲを付けて1600ドルを回復している。上下に荒い動きを取ったものの、この8日の下ヒゲ安値(1556.4ドル)~2011年12月と2012年5月の安値水準である1500ドル台前半が下値支持帯となってきた。一目均衡表の遅行線も好転しており、現在の値位置を維持するなら、雲の下にいる状態から、雲の中に突入する事になる。テクニカル的な弱気感は後退する事になろう。

足もとは、14日(木)の石油輸出国機構(OPEC)、14(木)~15日(金)の日銀金政策決定会合、17日(日)のギリシャ再選挙・フランス下院選挙・エジプト選挙、19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)などが注目材料だ。

日銀決定会合では政策据え置きが市場のコンセンサスだが、「日銀による指数連動型上場投資信託受益権(ETF)、不動産投資信託(J─REIT)の購入枠の積み足しがあれば、金市場も好感するだろう。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事