シカゴ大豆の急伸が長続きせず、再び急落へ!?

 米農務省は12日、米国大豆の最終生産高予想と需給報告、そして12月1日現在の全米在庫を明らかにしている。米国の生産高に関して、上方修正が期待されていたが、米農務省が発表した最終生産高予想は43億0700万ブッシェル(事前予想平均43億7400万ブッシェル、11月発表43億6100万ブッシェル)となっている。全米平均のイールドが52.5ブッシェルから52.1ブッシェルに引き下げられ、収獲面積は8304.7万エーカーから8273.6万エーカーに減少している。

 イールドに関して、最大の生産州であるアイオワが59.0ブッシェルから60.5ブッシェルに引き上げられたが、イリノイが62.0ブッシェルから59.0ブッシェルに引き下げられるなど、コーンベルト東部のイールドの下方修正が全体を押し下げたといえる。収獲に問題があった訳でもないため、当初の高水準のイールドが甘い読みだったため、その修正をここにきて強いられた結果、生産高に関してサプライズの発表になったといえる。

 12月1日現在の全米在庫は28億9500万ブッシェルで、前年同期の27億1500万ブッシェルを大きく上回り、12月1日現在の全米在庫としては過去最高を更新している。この全米在庫から算出した第1四半期の消費は16億8400万ブッシェルで、前年同期の14億0300万ブッシェルを上回っており、需要が極めて好調だったといえる。

 問題は昨年末からの米国大豆の大量の成約キャンセルが発生していること。南米の豊作が確実視され、ドル高進行も影響して、米国大豆に対する割高さは目立っており、今後とも大量の成約キャンセルが継続することが想定される。このため、第1四半期でみられた好調な消費は長続きしないと考えられる。
 
syb
 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事