原油相場はしばらく臨機応変に!?

 ロイター通信は5日、12月のOPECの産油量を明らかにしている。その産油量は日量3418万バレルで、前月よりも20万バレル減となり、減少するのは2016年5月以来となる。しかしながら、11月の産油量を前月発表よりも19万バレルも引き上げており、その修正を考慮すれば、実質的には1万バレルの減少にとどまる。

 10月末で決定した2017年1月からのOPEC減産前の駆け込み増産が11月に極めて顕著となり、11月の増産幅は前月比で56万バレルとなった。今回の20万バレル減で、10月の産油量から36万バレルの増産をベースにして、1月からのOPEC加盟国の多くが減産に臨むことになる。

 減産幅は日量で116.4万バレルが予定されているが、36万バレルを差し引くと80.4万バレルにとどまり、ロイター通信の12月の産油量からこの80.4万バレルを引くと、3337.6万バレルとなる。OPECが月報で示している産油量と異なるため、ロイターの産油量を参考にするのは難しいが、減産を実施しても、OPECが減産の上限と設定していた3300万バレルを越える水準も予想される状況といえる。

 来週は米EIAやOPEC、さらにIEA(国際エネルギー機関)が揃って月報を明らかにする。特にOPEC月報によって示される12月の産油量をベースにして116.4万バレルの減産幅を差し引くと、その減産水準が明らかになるだけに、当初のOPECが示した減産後の産油量の水準である日量3250万バレルをどの程度、上回るか注目。

 その程度次第で、減産効果に対する市場の評価が分かれるだけに、見逃せない。
 
wtibb
 

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