週刊石油展望

《海外原油市況》6月4日週のWTI原油は前週比3.50ドル安の82.82ドル、ブレント原油は同3.45ドル安の98.31ドル。
 前週末1日は、米国の経済指標の悪化、ユーロ圏の債務危機深刻化によるユーロ安、株安をうけ続落。週明け4日の東京市場は前週末の米国雇用統計への失望感や日経平均株価が年初来安値を更新したことからチャート面から悪化しガソリン、灯油、原油とも全限月で一代安値を更新して取引を終了した。米国市場でも米中の景気減速による需要減少見通しなどから、WTI原油は昨年10月6日以来となる81.21ドルまで大きく下落。しかし、その後は売られ過ぎ感から安値修正の動きとなる。5日の東京市場ではドル/円相場が前日の78円割れから円安へ進行し急反発となった。6日は米ISM非製造業景況指数の改善などで海外原油市況が続伸した流れを受けプラスサイドで始まったものの、後場からは上値を削る展開となりマイナス引けする限月も多く軟調な取引。しかし、6日海外市場ではNY市場ではEIA統計でクッシング原油在庫の増加やガソリン在庫の予想以上の増加で終盤上げ幅を縮小したものの、ドラギECB総裁が利下げの可能性を示唆したことを好感して株高、ユーロ高となり、原油市場も続伸、ICEブレント原油は100ドルの大台を回復して引けた。7日東京市場は急伸。79円台半ばに円安進行した為替相場に加え、チャート的にも底入れ期待が強まり、リスクテイクの流れとなった。7日、夜間取引時間では中国人民銀行が0.25%の利下げを発表。インド、ブラジルと新興国の相次ぐ利下げの動きにリスク嗜好が強まりWTI原油は前日比2.01ドル高の87.03ドルまで上昇、東京市場も一時、各油種とも1000円を超える急伸となった。

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