週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比変わらずの51.19ドル、ブレント原油は同0.18ドル高の54.29ドルとなった。
 
 前週末9日の海外原油相場は翌日にOPECと非加盟国の減産に向けた話し合いを控え、市場の期待感が相場を下支えし続伸となった。

 先週は10日にOPECと非加盟産油国との会合で15年ぶりとなる減産で合意したことを受け、週明け12日に急騰したが、FOMCを受けて急激にドル高が進んだことで急落し、往って来いの展開となった。OPECと非加盟産油国との会合はロシアを含む10カ国が参加し、非OPECで日量55.8万バレルの減産が決定した。内訳としてはロシアが30万バレル、メキシコが10万バレル、オマーンが4万バレル、その他の国で12万バレル程度となっており、供給過剰の解消期待が広がった。また、IEAが来年上半期には石油市場が供給不足に転じるとの見方を示したことや、来年の世界石油需要見通しを前月から日量11万バレル引き上げたことなども好感され、週明け2日間で1.5ドル程度上昇した。ただし、米リグ稼働数が前週比21基増加していることや、上値での利食いが入ると、高値圏では戻りを売られる展開となった。週半ばから後半にかけては、EIA在庫統計で予想に反して原油在庫が減少、製品も予想より少ない増加幅だったがクッシング原油在庫の2週連続の増加が嫌気され下げ材料視された。また、その後のFOMCでは予想通りの利上げが実施される中、来年以降の金利見通しにおいて大方の市場参加者が予想していた2回の利上げに対し3回の利上げが示唆されると急速にドル買いが進み、ドル建て商品の原油は急反落した。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事