わからない時はわかるまで考えるが、時を待つ

 2016年も米大統領選挙と米連邦公開市場委員会(FOMC)を終え、実質的に今年の相場も終わったと言えるだろう。第45代大統領に共和党のドナルド・トランプ氏が、2017年1月20日に就任するが、就任前にすでに「トランプ相場」入りしている。NYダウは大型減税に期待を膨らませ、連日史上最高値を更新し、2万ドルの大台が迫っている。

 14日に終了したFOMCでは、1年ぶりに利上げが決定された。予想通り政策金利は0.25%引き上げられて、0.5%から0.75%となった。参加者17人による2017年の政策金利見通しは、9月時点の2回から3回に引き上げられ、利上げペースが速まるとの観測が広がった。財政支出拡大と相まって、米10年債利回りは上値のメドと見られていた2.5%を突破し、2.6%台に上昇した。

 ドルインデックスは14年ぶりに103まで上昇した。この流れからドル円は今年の2月以来の118円台となった。ドル高・金利高という状況を受けて、NY金は下落基調を強め、1120ドル台まで下落した。トランプ・ユーフォリアを受けて、債券市場と金市場から資金が流出し、株式市場とドルに資金が流入している。

 米10年債利回りの週足チャートを見ると、2007年のトップ(5.323%)を起点とする長期下落トレンドラインをブレイクしており、底入れが想定される。債券の強気相場は終了し、米金利は底入れして、金利上昇サイクルに入った可能性が高い。金ETF「SPDRゴールド・トラスト」の金保有高は、12月15日時点で842.33トンと減少傾向を強めている。

 なお、今年の最大量は982.72トン(7月5日)NY金週足チャートを見ると、2011年のトップ(1911.6ドル)を起点とする下落トレンドラインが機能している一方で、2007年のボトム(604.9ドル)を起点とする上昇トレンドラインにサポートされている。仮に、このサポートラインを割り込めばNY金は下落基調を強め、1000ドルの大台に接近する可能性が高まるだろう。
 
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