NY金、強烈な長大陽線引け

 5月9日当欄で、『このような暴落があった場合、テクニカル的な売りを消化した後は、急反騰する可能性が高いと見る。急落・急騰のV字型である。リスク回避が高まる局面では、QE3を含む追加金融緩和策(期待)が高まると思われ、リスク回避で売られた後は、金(GOLD)の持つ「安全資産」としての顔で、改めて買われると言う流れになるだろう』と指摘したが、欧州ソブリンリスクの再燃でNY金は三角保合いを下放れた後、昨年12月安値とつら合わせまで売られた。
先週末も、米雇用統計が事前予想を裏切る悪い内容だったことを嫌気したものの、引けにかけては、追加緩和期待の高まりから急速に切り返し、強烈な長大陽線で大引けた。これまでのレンジ(1500~1600ドル)の上限を一気に上抜いてきた。ダブルボトムを付けた格好となっている。

 金(GOLD)の持つ「安全資産」としての顔と、追加緩和策を好感した「リスク資産」としての顔の、どちらも評価したような動きであった。株価下落と共に原油価格も下落しており、インフレ鎮静化の中で、追加緩和期待が高まりやすい地合いである。

 6月は17日のギリシャ選挙、10日・17日のフランス下院選挙、28日~29日の欧州首脳会議などの政治日程の他に、6日のECB理事会、7日のバーナンキFRB議長証言、19-20日のFOMCなど重要イベントが控える。これらを受けて、思惑が交錯する可能性は大きいが、投機筋の買い玉整理が一巡している金(GOLD)は、極端なリスク回避が強まらない限りは、押し目を買われる流れとなるだろう。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事