週刊石油展望

《海外原油市況》5月28日週のWTI原油は先週比4.36ドル安の86.32ドル、ブレント原油は同4.84ドル安の101.76ドル。
 前週末25日は、イランをめぐる国際協議において、焦点となったウラン濃縮停止で合意に至らなかったことに反応し、反発。しかし3連休を控えてレンジ内での推移となる中、小幅な上げにとどまった。週明け28日はMemorial Dayで休場。連休明け29日は、先週末のイラン情勢問題や経済指標の改善を背景に、株高にもつられ一時92.21ドルまで値を伸ばす場面も見受けられたが、その後は伸び悩む展開。米格付け会社がスペインの格下げに踏み切ったため、ユーロ安/ドル高が大幅に進行し、原油も売られることとなった。中盤以降は安値圏でのもみ合いとなり、終値で何とか90ドル台を維持するのが精一杯で、小反落となった。30日は続落。前日の弱い流れを引き継ぎ夜間取引から軟調な展開となる中、スペイン銀行大手の資本増強をECBが拒否したとの一部報道を受け、同国国債の利回りが急上昇。ユーロ安/ドル高となり、原油は売りが先行した。また、ユーロ圏経済指標の悪化や、欧米株安、さらにチャート面での悪化からスト ップロスの売りを巻き込み、一時87.49ドルまで大きく切り下がり、そのまま安値圏で引けた。翌31日も、大幅続落。米ADP雇用者数の悪化、米第一四半期GDPの下方修正、週間新規失業保険申請件数の増加等各種指標の悪化が相次ぎ、相場は下押された。また、EIA統計にて原油在庫が221.3万バレル増加(予想:100万バレル増加)となったことで一段と下押され、一時11年10月以来となる86ドル割れまで下落する展開となった。

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