ゴム価格の反落に注意

 上海期貨交易所の天然ゴム価格は21日、17,130人民元と2014年1月6日以来の高値をつけた。一方、22日の東京商品取引所の天然ゴム価格は昨年5月6日以来の高値228円をつけている。

 上海天然ゴム上昇のきっかけは、9月に中国政府がトラックの積載規制の政策を公表して、トラック需要が増加するとの思惑や、中国の乗用車販売の好調を受けてのことであったが、直近の上昇は米国のトランプ新大統領によるインフラ投資政策が期待されて、建設資材関連銘柄の商品が軒並み投機熱に浮かされていることであると思われる。原料炭や、銅、アルミ等の商品価格が先物市場で高騰していることと天然ゴムの上昇には関連があると考えるのが自然で、そこには天然ゴム固有の需給バランスの崩れは見られない。

 タイ中部のペッチャブリー県では、ペッチャブリー川をせき止めて造ったダムの放水により河川があふれ市内が冠水したとの報道はあるが、天然ゴムの生産や物流には影響を与えていない模様だ。

 また中国の自動車販売は、政府による補助金の大きな影響下にあるが、予定では今年末でその期限が切れる。期限延長の可能性は残されているが、予定通り年末で終われば、駆け込み需要の反動は来年に訪れるであろう。投機熱に関しては、誰かがそっと売り抜けると、先を争って売り閉じられることがあり、その際は暴落も起こり得る。いつまで上昇するかは予測できないが、いずれ急落するだろう。
 
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