週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.44ドル高の44.94ドル、ブレント原油は同0.42ドル高の46.15ドルとなった。
 
 前週末11日の海外原油は大幅続落。OPECの11月月報で10月の原油生産が日量3364万バレルと前月比24万バレル増加したことから、OPECが減産で最終合意することへの懐疑的な見方が広がった。

 先週は市場の焦点がトランプ氏の大統領選勝利からOPEC総会を含む実需動向へと移る中、週明け14日も小幅続落。イランのKaroun油田で計画以上の増産が進んでいるとの報道から一時、WTIで42.20ドルと8月11日以来の安値に値を沈めたが、その後は下げ過ぎ感から修正高となった。翌15日は一転急反発。30日のOPEC総会を控え、カタール、アルジェリア、ベネズエラが減産合意に向けた動きを見せていることから減産合意期待が広がり終日上値追いの展開。先週急増したファンドの売り玉のショートカバーが相場の上昇をリードする形となった。16日は反落。依然OPECの減産期待は大きいものの、API、EIA統計で米原油在庫が365万バレル増、527.4万バレル増と予想以上の増加から様子見の展開となった。17日は序盤の堅調地合いから失速し小幅安。ドーハで開催のガス輸出国フォーラムでロシアとサウジを含むOPEC加盟国による会談の期待感から買い先行で始まったが、一段のドル高進行を嫌気した動きに押され上値を削って取引を終了した。市場の関心は足元のファンダメンタルより30日に開催されるOPEC総会の動向への比重が一段と増してきている。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事