トウモロコシ市場

 8月下旬から、シカゴコーンやシカゴ小麦、シカゴ米がじり高基調に転じたものの、2週間ほど前からシカゴコーンが横ばいに転じ、シカゴ小麦とシカゴ米がじり安基調に転じております。10月中旬から、ようやくじり高基調に転じたシカゴ大豆も、今週になってじり安基調に転じております。

 米農務省の昨夜の発表では、トウモロコシの収穫率が75%、大豆の収穫率が87%に達しました。そして、サイロ(穀物の貯蔵庫)不足も騒がれるようになってきました。米国のトウモロコシや大豆、小麦、米などは、3年連続の豊作となりました。しかも、今年の米国のトウモロコシと大豆の生産高は、過去最高に達する見通しです。それにより米国では、サイロ不足が問題視されるようになっており、穀物エレベータの中には、収穫完了前からサイロが満杯だとして、受け渡し時間を制限する動きも出始めております。また、買い手が先物価格に上乗せするプレミアム(割増金)が、7年ぶりの低水準に落ち込んでいるとの報告もあるようです。

 生産コストを大幅に割り込んだことで農家の売り渋りが強まり、8月下旬からシカゴコーンやシカゴ小麦、シカゴ米などがじり高基調に転じました。しかし、シカゴコーンは、生産コストとされる水準(3.9ドル付近)まであと0.3ドルほどに迫ると、急に上値が重くなってきたようです。サイロ不足を背景とした、農家の売り急ぎによるハーベスト・プレッシャーの高まりを警戒して、トウモロコシや大豆に対する弱気な見方も一考ではないでしょうか。
 

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