原油相場は戻り売り基調続く

 28日、29日にウィーンで産油国会合が予定されている。非OPEC加盟国として10カ国以上も参加する予定で、大規模な会合になるとみられるが、OPEC加盟国ではイラクとイランの参加が不透明である。この会合では9月下旬にOPECが示した減産合意に向けた枠組について協議される見通しで、OPECの減産協議の進展状況、そして非OPEC加盟国の減産への協力が得られるかどうかポイントとなる。

 さて、この会合を前にして前週末にサウジで湾岸諸国とロシアによる協議が実施され、ここでサウジが4%減産の意向を示したと、ロシア側が明らかにしている。今回の会合にも参加しなかったイラクを除いた湾岸諸国は4%減産で足並みを揃える見通しで、9月の産油量をベースにして算出した各国の減産幅は、サウジが42.0万バレル、UAEが12.0万バレル、クウェートが11.3万バレル、カタールが2.6万バレルとなり、合計67.9万バレルの減産が示されたことになる。9月のOPEC全体の産油量は日量3339万バレルだったことから、ここから減産幅を差し引くと3271.1万バレルとなり、9月下旬の減産合意で示された日量3250万~3300万バレルの範囲内に収まる。当初はサウジが50万バレル、その他加盟国が30万バレルの減産が指摘されていたが、サウジの減産幅は少ないものの、減産に向けて動き出したと市場は評価している。

 一方で、ロシアは現在の高い水準の原油生産を維持すると主張したとしており、9月の産油量は日量1111万バレルで過去最高となっている。2017年は日量1100万バレルを計画しており、当初期待したロシアの減産は困難な情勢といえる。
 
wti20
 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事