投機的な動きが広がり波乱含みとなる上海ゴム市場

 10月24日からの週に入り上海ゴム相場が乱高下している。中心限月の2017年1月限は、24日に前日比235元高、翌25日は更に同275元高と2営業日で500元を超える急上昇を演じ、一時は1万4310元をつけて17日の直近高値1万4535元に迫った。ところが26日は急落して一気に心理的節目である1万4000元を割り込み、瞬間的に1万3580元まで後退して急落前の上げ幅の多くを失った。

 一部情報通によると、この上海市場の動きの原因は、証券市場などで投資をしていたファンド勢の資金の一部がコモディティ市場に流入していることによるもので、鉄鉱石や天然ゴム市場などで投機的な動きが広がっているという。今年4月下旬から5月下旬にかけ、上海ゴム相場が波乱な展開となった際にもファンド勢の仕手的な動きがあったと伝えられていたが、それが再燃した可能性がある。

 参考までに、先述の今年4月下旬以降の波乱は、一部ファンドを含む複数の投資家が、中国商品市場で鉄鉱石や鉄筋、綿花、鶏卵、天然ゴムに資金を投入したことが原因であり、その影響が及ぶことを懸念した主要取引所は取引手数料を引き上げるなどの措置を講じ、投機的な資金の流れを抑制する取り組みを行った。例えば、大連商品取引所は5月に、コークス用炭とコークスの先物取引手数料について1週間のうちに4回の引き上げを実施している。

 ただ、今のところ、上海ゴム相場は乱高下気味であるものの、出来高が異常に膨張しているわけではなく、仕手戦のような様相は呈していない。今週の24日から26日までの1日平均出来高は75万2415枚で、これは国慶節明けの10月第3週の1日平均67万3851枚より1割程度増えているに過ぎない。
 
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