東京ゴムは急転して戻り売り基調!?

 ゴムは前回の本欄で、『東京ゴムは人気の逆が出やすい』とのタイトルで、『相場は上にも下にも行き過ぎがつきものといわれ、その意味でもう一段水準を上げる可能性が高い』と述べたが、先週の相場つきを見ていると、東京、上海ともに目先の高値出尽くし、急反落といった流れのなかで、しばらくは“戻り売り基調”に転じた可能性が高い。

 というのも、国慶節以降上げをリードしてきた上海ゴムの中心限月(2017年1月限)が大きく下げ、国慶節明け前の相場水準にほぼ逆戻りしてしまったからだ。

 具体的には、上海ゴムの中心限月を見ると、国慶節前の9月30日の清算値がトン当たり1万3,325元、それが10月17日には1万4,535元まで上昇し、その上げ幅は1,210元(国内換算トン当たり1万8,634円、キロ当たり18円63銭)に達した。

 ところが、先週末21日の上海ゴムの中心限月は1万3,450元まで値崩れし、9月30日の清算値1万3,325元にあと125元(国内換算トン当たり1,925円、キロ当たり1円93銭)まで接近した。

 一方の取組高を見ると、9月30日は中心限月が25万5,360枚、全体で35万0,196枚あったが、それが10月18日には同30万3,908枚、同42万5,352枚まで増加し、21日午後3時現在では同26万5,634枚、同39万5,960枚となっている。

 つまり、中心限月は9月30日に比べかなり玉整理が進んだものの、全体の取組高はまだ5万枚弱多く、その整理次第では下値残しの相場と見受けられる。

 特に中心限月の2017年1月限が、9月末の1万3,325元を下回って1万3,000元を割り込むと、強気筋の投げが先行する恐れもあり、意外な安値を示現することも考えられる。

 一方の東京ゴム先限は、9月30日の162円40銭から10月17日の184円60銭まで22円20銭上昇した。その後に反落して先週末には173円50銭と、高値から約11円下げたが、上海ゴムの下げ幅17円弱に比べると下げ幅は少ない。

 ただ、9月30日から10月17日の上げ幅22円20銭の半値押しは11円安の173円60銭、3分の2押しは14円80銭安の169円80銭となる。

 すでに、先週末は半値押しの水準まで下げており、これで、170円割れとなると、相場の主導権は弱気が握ることになりかねない。弱気が勢いに乗って売り攻勢に出れば強気の投げを誘う可能性もある。

 こうした力関係を見ると、すでに相場は戻り売り基調に転換したと思われる。
 
ゴム日足
 

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