原油相場は戻り売り基調、米国の原油生産回復の兆しあり!!

 11月末のOPEC総会に向けての減産合意に関する次の協議は、28日にウィーンで予定されており、OPECと非OPECのロシアとメキシコが協議することになっている。8日から13日にトルコで実施された非公式会合では何らの結論を得ることはできず、先送りされた格好である。

 ロシアのプーチン大統領がOPECの減産合意に同調すると発言したことで、WTI・ブレントとも一時急伸したが、その後、ロシア・エネルギー相が増産凍結に対する検討に修正したことで、一旦下落。米国の原油在庫の予想外の減少で、19日にWTIは15カ月振りの高値を示現したものの、世界的な原油の供給過剰を警戒してまた売り直されている。

 今後とも減産合意に対する市場の思惑買いで持ち上げられる可能性もあるが、米国の原油生産拡大の兆しとロシアの高水準の原油生産を嫌気して、上値は限られるだろう。

 米EIAの在庫統計で、米国の原油生産は回復をみせた。米ベーカー・ヒューズが発表する掘削リグは増加傾向をみせ続けているが、実際の原油生産の増加となって反映する時期に入ったとみられ、今後の増産傾向が想定されている。米国が増産傾向をみせることになれば、OPECによる減産合意の効果は完全に薄れてしまうことになる。

 また、ロシアの出方も不透明で、ロシア最大の原油生産企業であるロスネフチの幹部は増産体制を維持するとも指摘している。
 
wti20
 

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