米国の利上げと金価格

 昨年12月14日米国公開市場委員会(FOMC)は2008年12月以来7年ぶりに利上げを行った。今年9月のFOMCでは利上げは見送られ、12月の利上げ確率予想は65%に達している。昨年と今年の利上げの背景がよく似ていることから、今後の金価格も昨年同様に動く可能性が高いと考える。

 昨2015年は2014年からドルインデックスがドル高になってきた。15年3月にピークとなっているが、12月までの間利上げがいつあるかという予測が何度も行われた時期であり、今年と似た状況にあった。そしてついに12月14日それまでの政策金利は0.25%から0.50%に利上げされた。
 
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 利上げが行わると共に、株価は下落に転じた。NY金価格はドルインデックスが高くなると、つまりドル高になると、金安となり、利上げが行われてドル安になると金高になった。また世界的な株価の下落基調は、投資マネーの行き場を無くし、証券市場から引き出された資金が折からのマイナス金利に直面して預金するわけにいかず、行場を失って金のETFを購入することで金価格を押し上げた。NY金価格は利上げが行われた時期に底を付けている。
 
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 今年も同じパターンを取るとすれば、12月の利上げ時期まではドル高で、金安となり、利上げの時期が金価格は最も安くなり、その後株安となり、行場を失った資金が証券市場から金に投資されるというパターンを繰り返す可能性は高いと思われる。現に、10月14日までの週のドルインデクスは過去7カ月で1週間としては代々のドル高を見せている。今後12月の利上げ確率が高まるにつれドル高金安となり、利上げ時期が金を購入するのに最も良い時期になるのではなかろうか。
 

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