トウモロコシ、ハーベストプレッシャーはこれからが本番!?

 12日に米農務省が発表した2016年度の米国トウモロコシの生産高予想は150億5700万ブッシェル(イールドは173.4ブッシェル)で、前月発表の150億9300万ブッシェル(同174.4ブッシェル)を下回ったものの、事前予想平均の150億0600万ブッシェル(同173.3ブッシェル)とほぼ同じ水準が示された。収獲面積が8655.0万エーカーから8383.6万エーカーに引き上げられたため、生産高予想は150億ブッシェル台半ばの極めて高い水準を維持することになったといえる。

 主産地のイールドをみると、アイオワが198ブッシェル(前月196ブッシェル、前年192ブッシェル)、イリノイが202ブッシェル(前月200ブッシェル、前年175ブッシェル)、ネブラスカが181ブッシェル(前月184ブッシェル、前年185ブッシェル)、ミネソタが186ブッシェル(前月184ブッシェル、前年188ブッシェル)で、上記4州だけで生産高の54.5%(前年56.2%)を占める。とりわけ、イリノイの高水準のイールドが目立っており、イリノイだけで3億1050万ブッシェルも生産高が前年から増加している。

 米コーンベルトの中期的な天気予報をみても、収獲に理想的な天候が今後とも続きそうで、トウモロコシの作柄はほぼ確定したと考えられる。従って、150億ブッシェルの大豊作の下、今後本格化する収獲に合わせて、シカゴトウモロコシ市場でのハーベストプレッシャーは今後高まりをみせることになるだろう。

 全米平均のトウモロコシの収獲進捗率は35%(前年38%、平年38%)。過去経験したことがない大豊作だけに、収獲のペースがやや遅くなるのも仕方ないところである。現在は大豆中心の収獲進展だが、10月下旬からはトウモロコシ中心の収獲に徐々に移行するとみられ、それに合わせてハーベストプレッシャーが台頭することになる。
 
corn20
 

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