東京ゴム価格は上昇、インドの記事に見るその要因

 10月1日~7日の中国国慶節前後の上海市場で天然ゴム価格が上昇したことを受けて、東京天然ゴム価格も183円まで急騰した。その後若干反落したものの、1カ月前の153円に比べると+29円高、+19.1%高となっている。

 急騰に対する天然ゴム自体の要因は特にないと思われる。

 上海期貨交易所の認証在庫は、9月23日の週に前週比▲8,067トン急減したので、その後も在庫が減少したのかと調べてみたが、9月30日は合計35万2,905トンと前週比+2,022トン増加しており、10月7日は休日でデータは公表されておらず、大きな変化とは言いがたい。

 11月7日付インドの新聞Bussiness Line紙上では、世界の天然ゴム生産の35%を占めるタイでは、1月~5月の生産量は前年比▲2%減少しており、インドネシアは▲6.5%、中国は▲6.7%、インドは▲24%減となっているという。

 インドには20万世帯の天然ゴム農家があり、いずれも小規模栽培を行っているが、価格低下によりタッピングを減らしたり、生産を中止した農家もあるという。ごく一部ではあるが、ゴム樹を切り倒して生産を放棄し、他の作物の栽培に転業した農家もあるという。

 また中国の海南島では天候がゴムの生育に優れなかったという。タイでは軍事政権が88万ヘクタールの天然ゴム農園を無認可として、12月までに240万ヘクタールの天然ゴム生産面積を削減し、▲20万トンの減産を行わせるとタイ農業省の農業経済局は述べているという。

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