昨年の利上げ時期の価格の動き

 本日の『週刊経済指標』に書いたことであるが、昨年12月14日の利上げの時、NY金価格は底を打っている。それまで、2014年来ドル高となっていたため、金安であったが、利上げと共にドルが売られ始めてドル安と金高が生じている。利上げは各国株価の下落を招いており、株価下落により株を売却した資金の行き場が、マイナス金利の預金に向かうことができず、米国債など長期債と金に向かった。そのため、昨年の場合、12月の利上げ時期が金価格の底値となっている。その後株価下落は金価格の上昇を招き、2016年上半期の大幅な金高につながっている。ドルは利上げと共に天井を打ちそれまで2014年以来ドル高各国通貨安となっていたものが、2016年上半期にかけてドル安各国通貨高となり、ブラジルレアルやロシアルーブル、南アランドなどそれまで大きく下落していた通貨は反転上昇してドル安・各国通貨高となっている。そのためドル円は今年に入って円高となり、株安は円高の影響を受けた日経平均株価では世界の中で最も下落した証券市場の一つとなっている。東京金価格は円高のためにNY金の値上がりから円高分だけ値上がり幅が小さくなっている。

 恐らく今年も12月の利上げがあるとするなら同じような動きとなるだろう。金価格で言えば、利上げが行われるまでは上下動を繰り返しながら下降曲線をたどり、利上げが行われた時点で底を打って反転上昇し始める。それは各国の株価の下落と時期を同じくする。

 各国通貨も利上げまではドル高各国通貨安であるが、利上げ後はドル安、各国通貨高に反転するというシナリオを描くことができるが、論理的にはまんざら間違ってもいないと思われる。
 
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