ゴムは今週中に買い玉利食!?

 東京ゴム先限は先週末7日にキロ当たり175円30銭まで上昇し、9月30日の安値162円40銭から13円ほど水準を上げたことになる。7月8日の安値145円90銭からの上げ幅は30円弱の上昇であり、明らかに基調が転換したことを印象づける。

 東京ゴム先限足を振り返ると、4月27日の205円10銭から7月8日の145円90銭までの下げ幅がざっと60円だったから、今回の30円弱の上昇は、その下げ幅の半値戻りということになる。これが、下げ幅の3分の2戻り、つまり、下げ幅の40円戻りになると、先限は185円見当になる。

 安値からの半値戻りで強気筋に勢いがつき始めているだけに、3分の2戻りが実現すれば、それは強気が完全に主導権を握り、売方が総踏みを強いられた時ではなかろうか。

 しかし、180円台の相場を実現するには、やはり、上海ゴムの支援が必要だ。その意味で国慶節明けの上海ゴムが高値で始まるか、それとも安値で始まるか注目される。

 上海ゴムの中心限月(2017年1月限)は9月29日にトン当たり1万3,800元まで上昇したと思ったら、翌30日に1万3,170元まで急落した。下げ幅の630元を円換算するとトン当たり9,790円、キロ当たりで9円80銭ほどになるから、結構な下げ幅だったことが判る。

 問題は今週の上海ゴムがどう動くか。休場中に東京ゴムが10円以上も上がっており、これを好感して上海が高値で始まるかどうか。上海が高値を出した時点で今度はそれを素直に受けて東京ゴムが180円台に突き進めるか、逆に、上海の上げ幅が小幅で東京が失望売りを誘うかどうかだ。もちろん、上海ゴムが予想に反して一段安で取引が始まれば、東京市場は急落する恐れも無いとはいえない。

 いずれにしても、今週は上海ゴムがカギを握っているが、とりあえず、東京ゴム先限が180円を目指すような動きであれば、ここは欲を張らずに素直に買い玉は利食うべきと思われる。

 久しぶりに東京ゴムは大きな逆ザヤが修正され、同ザヤから順ザヤへと変化している。これは、期先限月が買われて、先高期待のなかで順ザヤになったことを頭に入れておく必要がある。

 期近が大きく崩れて順ザヤになったのであれば、『基調転換』、『戻り売り』といえるが、前に述べた通りに期先が買われて順ザヤに変化しただけに、強気の買いが一巡しないと、修正安の相場には移行しにくいように思える。

 冷静に相場を見ると150~160円の揉合相場が160~170円と10円水準を切り上げたが、しかし、170円から180円の揉合相場に水準を上げるのは、余りにも早いといえる。ここは、『利食い千人力』で、無理して高値を追いかけて買うべきではなかろう。
 
東京ゴム月間足201609
 

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