ハリケーンリスクは一時的か?

 NY原油が50ドル台に乗せてきた。サプライズとなった9月28日の石油輸出国機構(OPEC)の「8年ぶりの減産合意」以降、堅調な値動きが継続している。

 足元の原油価格上昇は、(1)米原油在庫が減少。(2)次週からOPEC加盟国と非加盟国の石油相が非公式会合で協議する予定。(3)ハリケーン「マシュー」接近。(4)トランプ大統領誕生リスクの後退、(5)ドイツ銀行問題の後退(和解金減額観測)、(6)移民の是非を問うハンガリー国民投票も有効投票率が成立条件の過半数に届かず不成立となった、などが背景だ。

 テクニカル面からは三角保合いを上放れ、一目均衡表の雲のねじれの時間で上げ加速。心理的節目50ドルを上抜いた事で、9月1日安値と9月20日安値とのダブルボトムに続いて、8月3日安値と9月20日安値とのダブルボトムも完成し、テクニカル的な強気感は増している。N=52.29ドル、6月24日高値(52ドル)、6月9日高値(53.39ドル)などが試される流れだ。これまでの40-50ドルレンジが、45-55ドルレンジに切り上がった。

 ただし、二陰介在十二陽連で短期的な買われ過ぎ感が意識され始める時間帯に差し掛かっている。

 足元は、ハリケーン「マシュー」に続いて「ニコル」が発生しており、今後のハリケーンの勢力と進路次第では、3~5ドル程度の上値リスクが高まるだろう。2005年のハリケーンが多発(カトリーナ・リT・ウィルマ)した時には、ハリケーン上陸で3~5ドル程度上昇したものの、戻りは売られ夏場の高値を起点とした下降トレンドが11月の底打ちまで継続した。
 
min20161007-1
 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事