強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で消えて行く

 10月1日から7日までの期間の中国は国慶節で大型連休に入っている。世界最大の天然ゴム市場である上海ゴム市場も休場となりアービトラージなどの市場間取引が不活発化してしまうことで、この期間の東京市場は薄い商いに苛まれてしまいがちだ。

 連休入りする直前の上海ゴム相場は、直前までの堅調な値動きから既存売り方の手仕舞い買いが主導したことにより、テクニカルに上昇して取引を終えていた。9月29日の中心限月・1月限は一時1万3800元まで上値を追い、今年6月の安値1万0145元から36%の大幅上昇に至った。同時に、今年4月の高値を抜き年初来高値を更新するとともに、2015年6月以来1年3カ月ぶりの高値圏に達したのである。

 テクニカルでは、日足、週足、月足ともにMACD(マックD)のシグナル線をMACD線が上に抜けたことでトレンドが陽転したことを示している。また日足だけでなく、週足でも一目均衡表の抵抗帯を上に抜けてきたため、この観点からもトレンドが上向きに転換したことを示している。更に興味深い点は、上海ゴム相場の週足が、今年1月の安値9590元を大底として、やや変形ではあるものの逆ヘッド&ショルダーを形成し底入れの強いサインを出した点である。

 勿論、需給ファンダメンタルズが改善の方向にむかっているとは結論付けられないため、足元の相場上昇が本復を意味するのではなく、あくまで一時的な自律調整の域にとどまる可能性も低くない。2011年に4万3000元近くにあった相場が1万元を割り込むまで大きく下落したことが訂正高を促したとも見受けられる。
 
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