金と原油は横ばいか

 チャートを見ると金は下落して原油価格は上昇しているが、どちらの動きもレンジの範囲内だと思われる。

 金については、米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した9月の米製造業景況感指数が、前月から+2.1ポイント上昇し51.5となり、3カ月ぶりの上昇で、製造業景気の拡大・縮小の境目である50を2カ月ぶりに上回った。市場予想(50.4程度)も上回った。そのため、米国の12月の利上げがありそうだとの見通しからドル高、円安、金安となっている。今後も米国景気の動向が利上げ向きであれば、同様な値動きとなるだろう。

 一方、英国のメイ首相は2日、欧州連合(EU)離脱の正式な手続きを2017年3月末までに開始すると明らかにした。これは金にとってはFavourなニュースであろう。Bresxitにより、少なくとも英国経済には大きなダメージがあるだろう。今後の欧州連合との対話次第であるとしても、欧州景気にも水を差すことになり、経済不安社会不安は金高となる要因である。ただ、市場はまだ先のこととしてBREXITに大きな反応は見せていない。

 当面は米大統領選挙でトランプ氏が当選する確率が高くなることが金高要因であるが、どうもトロンプ氏はこけつつある。連邦税を払っていなかったことを居直り、クリントン夫妻の仲という下ネタで切り抜けようとしているが、本当に米国の選挙民は見る目があるのかと思いたくなる。もっとも頭の悪いブッシュ(息子)を大統領に選んだくらいであるから、米国民は常識を疑われる人々が多いのかもしれない。いずれにせよトランプ優勢なら金価格は高騰するはずだ。

 原油については、OPECの非公式会議が終わったとたん公表されたのは9月のOPECとロシアの原油生産量が過去最大であったことである。さらに原油価格が50ドルを超えてくれば、米国のタイトオイルの生産は増加するものと思われる。ただでさえ、減産幅が少なく、既得権益を認め合うようななれ合い的な合意ではその効力も知れている。
 

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