減産を協議するために合意したOPEC

 9月28日にOPECは非公式会合を開催し、11月30日のOPEC総会に向けて、日量3250万~3300万バレルに産油量を引き下げる協議を行うことで合意している。合意したことで正式会合に格上げされ、OPECとしての機関決定として公表された。

 8月のOPECの産油量は9月のOPEC月報によると日量3323.7万バレルのため、最大で約74万バレルの減産の見通しとなる。11月末のOPEC総会までのその詳細は詰めるとしているが、生産目標を復活させ、国別の減産割り当ても今後検討するとしている。

 会合前日まで、サウジとイランの隔たりがかなり大きく、ロシア・エネルギー相が合意形成は難しいと判断して、会合出席を見送ったことで、OPEC加盟国のみの会合となった。最終的にサウジが大幅な譲歩をみせたようで、イランのザンガネ石油相は会合後に「すばらしい決定が下された」と発言し、今回の合意を評価している。

 これから国別の減産割り当てを決定するが、リビアとナイジェリア、そしてイランの増産に関して、サウジが妥協したと推測され、その他OPEC加盟国による減産が必至となるが、その協議がかなり難航するとみられている。

 今年に入って1月の産油量からの増産分を抑制するとの協議が何とも繰り返されてきたが、その1月の産油量はOPEC合計で日量3244万バレル。その後、ガボンが加盟したことで、現在のガボンの産油量を加味すると、日量3270万バレルとなり、今回の日量3250万~3300万バレルという設定の中間に位置している。結局は以前の提案の水準に沿った減産の計画となる。
 
wti
 

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