ゴムは目先一服で修正安、『初押し買うべし』を重視

 東京ゴムは連休明けの20日から一斉に上昇し、先週末の23日には先限が170円台に乗せた。これによって、11月限から2017年2月限までの期先4本が一代の高値を更新し、完全に強気が主導権を握ったことになる。

 今回の上昇のキッカケは上海ゴムの急騰であり、中心限月の2017年1月限は22日にトン当たり1万3,680元まで上昇し、8月末の1万2,010元から1,670元水準を上げた計算だ。一元15円10銭だから1,670元高で国内換算トン当たり2万5,217円高、キロ当たりで25円20銭高となる。

 8月末の東京ゴムの先限安値は151円80銭、9月23日の高値が170円90銭だから、その上げ幅は19円10銭で、上海ゴムの上げ幅25円20銭には及ばない。

 上海ゴムがなぜこれほどの上昇劇を演じたのか。『中国政府が過剰商品の減産を命じた』との説があったが、それを表すように、『中国国内の多くの商品価格が水準を上げており、これを反映してゴムも買われたようだ』という。

 確かに、上海ゴムの取組高は9月14日時点で33万4,600枚程だったが、23日現在では40万枚の大台を回復して、投機資金の流入が活発化していることを裏付けている。

 また、上海ゴムの中心限月は前に述べたように22日に1万3,680元へと上昇したことにより、今年4月21日の高値1万3,670元を10元とはいえ上抜き、強気主導の相場になったことを物語っている。ちなみに、東京ゴムは上海ゴムが4月21日に1万3,670元をつけた時、4月27日に先限で205円10銭つけていた。

 4月27日時点のタイRSS3号の日本向けオファーはC&F190セント、円換算で218円30銭と高値を走っており、9月21日現在の同172セント、同182円31銭とは36円もの違いがある。

 現在よりも当時のオファーが18セント高く、為替相場が当時の1ドル=111円台に対して現在は101円前後で10円も水準が違っている。

 さて、問題は今後の見通しだが、上海ゴムの中心限月は9月12日の1万2,320元から棒上げ、東京ゴム先限も同様に9月12日の152円60銭から先週23日の170円90銭まで18円30銭上昇している。

 このままの勢いに乗って5月18日の高値173円80銭まで買い上げられる可能性もあるが、仮にそこまで買われると12日の安値からの上げ幅が20円を上回る。ここで一服して少々修正安を演じてもおかしくない。

 また、修正安をやってこそ、次の高値を狙うことが出来るというもの。

 従って、くれぐれも、『目先は戻り一杯』と決めつけて新規に売ると思わぬシッペ返しを食うので、十分注意が必要だ。

 むしろ、『初押し買うべし』の相場格言があるように、修正安を演じたら新規買いで対処したい。とにかく、揉合から放れて日柄が短く、『市場の万人が腹一杯買った』にはほど遠いだけに値頃感からの売りは避けるべきであろう。
 
みんこもゴム週間足
 

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