供給過剰の改善進まず、弱基調続く原油相場

 26日から28日にアルジェリアでいよいよ国際エネルギーフォーラム(IEF)が開催され、28日にはOPEC加盟国とロシアの非公式会合が予定されている。その前にOPECの専門家による会合が実施されたが、何ら合意を得ることはできなかった。今回の非公式会合でも何らかの合意形成は極めて困難である状況には変わりない。

 イランは今回の会合に出席する予定であるが、まだ原油生産は8月時点で日量362万バレルにとどまっており、経済制裁前の日量400万バレルには程遠い。400万バレルを回復するには現在のペースで年明け以降になる見込みで、11月のOPEC総会でもイランの同調は厳しいとみられている。

 イランの合意形成の絶対条件が日量400万バレルの生産回復であり、この前提条件が変わらない限り、OPEC側からの何らかの協調的な動きがあっても、今後とも思惑に過ぎないだろう。

 サウジやイラク、そして非OPEC加盟国のロシアは過去最高の生産水準にある。ただし、協調して減産する動きはみせていない。イランの生産回復に合わせて、さらなる増産を狙っており、世界的な供給過剰懸念が一層、拡大しているのが現状である。

 イランの8月の原油輸出は日量211万バレルで、これは経済制裁前の水準に戻しているが、イランのさらなる輸出拡大も警戒される。
 
wti
 

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