急騰してレンジを上に抜けたゴム相場は本格始動するのか?

 東京ゴムの先限価格は、9月21日までの上昇により一時169.4円まで急伸し、170円の心理的節目に急接近するとともに5月中旬以来約4カ月ぶり高値をつけた。同時に、今年6月以降継続していた狭いテクニカル・ボックスを上に抜け、日足ベースの一目均衡表の抵抗帯を上に抜ける動きである。

 東京ゴムが急転直下、急騰しているのは相場の底意が堅固であるため今の値位置から大きく下落する確率が低いとの見方が誘われたことで既存売り方の手仕舞いが優勢化したため。売り込んでいた一般スペキュレーターのショートカバーが主導し、相場はテクニカルに下値を切り上げた。また日足ベースの一目均衡表の抵抗帯を先限が突破したことで強気なセンチメントが誘われた。

 ファンダメンタルズ面での押し上げ要因もみられた。韓進海運の経営破綻に伴い世界各地でコンテナ船の入港が拒否され一部で荷揚げができなくなったため、短期的に供給不安か広がった。加えて、産地タイの供給不安が広がっていることなども上昇要因。

 タイ気象局は先週、熱帯低気圧の影響から、北部、東北部、東部の34県が大雨に見舞われる恐れがあるとして、今後発表される気象情報に注意するよう呼びかけた。現在、タイ防災局では災害発生に迅速に対応できるよう24時間態勢をとっている模様である。すでにタイの一部地域では被害が出ていると伝えられ、先週の時点で東北部チャイヤプム県や中部チャチュンサオ県では道路の冠水などが報告されている。

 一昔前までは、タイの天然ゴム生産地は南部に集中しており、東北部にはゴム園がほとんどなかった。このため東北部の天候障害は無視されていたが、2006~2008年以降はルーイ県、ピッサヌローク県、ナーン県など北部地域で新しい天然ゴム農園が開拓されたため、同地域の天候不順は軽視できなくなっている。なお8月中は、長雨の影響で北部のパヤオ県、ナーン県などで川が氾濫し、橋が崩壊したり市街地が浸水するなどの被害が出ていた。タイ内務省によると、同時期は洪水で被害を受けたのはパヤオ県3400世帯、メーホンソン県7300世帯、ナーン県4000世帯だったという。

http://www.tenki.jp/world/4/80/48565.html(プーケット(タイ)の天気 – 日本気象協会 tenki.jp)

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