世界の天然ゴム需給レポート

 RnR Market Research社制作の「世界の天然ゴムビジネスレポート」によれば、2011年以来、世界の天然ゴム市場は供給過剰な状態が続いており、2011年は+22万トン、2015年は+14万トンの供給過剰であったという。

 これは生産地でのタッピング面積が増加したことと、タイヤ業界の属する経済成長が伸び悩んでいることなどが原因で、今後2016年から2020年にかけても同様な状態が続くと見込まれ、2020年には11万トンの生産過剰になるという。

 世界経済成長率の鈍化と天然ゴムの供給過剰により天然ゴム価格は低水準のままで動くだろうという。2015年末の中国の天然ゴム価格は1140ドル/トンで、生産コストに近い水準まで下落した。2016年の天然ゴム価格は1200ドル~1500ドル/トンで動いている。

 2015年に中国国内の天然ゴム生産量は、前年比▲5.5%減の79万4,200トンであった。これは生産地域の天候要因や生産コスト付近で低迷する天然ゴム価格が影響して農民が天然ゴム生産を放棄したためである。2016年の中国の天然ゴム生産量はさらに▲5.3%減少して75万2,100トンになる見込みである。

 中国は世界最大の天然ゴム消費国で、2015年は年間468万2千トンを消費した。これは世界の需要の38.5%に相当する。国内生産は少ないので多くを輸入しており、2015年の天然ゴム輸入量は273万6千トンで輸入平均価格は前年より▲24.5%安い1431.6ドル/トンだった。
 
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