金、白金は押し目完了、ただし、白金は22日に注意

 2日に発表された8月の米雇用統計は、非農業部門就業者数が15万1000人増(前回は27万5000人増)と、市場予想の18万人増には届かなかった。また、失業率は4.9%(予想は4.8%)、平均時給は0.1%増(予想は0.2%増)とインフレ率の上昇も見込みにくい内容だった。ただ、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るほど悪くはないとの見方から、為替市場ではドル買いが強まった。

 一方、金市場では、利上げは先送りされるとの見方に傾き、当日のNY金は一時1344ドルまで急上昇し、上げ幅を縮小して引けたもののプラスサイドで引けた。3連休明け6日のNY金は3日続伸となり、3週間ぶりの高値となった。8月のISM非製造業景気指数は51.4となり、前月の55.5から低下し、市場予想の55.0も下回った。先週発表されたISM製造業景気指数が49.0と前月の52.6を下回っただけでなく、好不況の分岐点となる50も割り込んだこともあって、9月の利上げは困難になったとの見方が強まった。

 為替市場ではドルが対ユーロで急落し、ドル建て金は割安感から買われて一時1357.20ドルまで上昇した。NY金の日足チャートを見ると、1300ドルのサポートラインで下げ止まり反発に転じ、押し目完了の展開となった。また、昨年12月中旬を起点とする上昇トレンドラインも維持されていることが確認された。金ETF「SPDRゴールド・トラスト」の金保有高は、8月の米雇用統計発表前に売却が増え、2日には937.89トンまで落ち込んだが、3連休明けには増加に転じ、6日には952.14トンまで増加した。年初来最大量は982.72トン(7月5日)。
 
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