タイ北東部の天然ゴム農民と輸出企業の確執

 タイ北東部の天然ゴム農民は、天然ゴム輸出大手企業のSri Trang Agro Industry Plc.から品質が悪いことを理由に購入をボイコットされている。The Network of Thai Rubber FarmersのVeerasak Sinthuwong氏によれば、タイ北東部の20の地域で構成されるこの農業組織は、同社へのカップランプ販売を中止している。

 この騒動は、最近同社が、この地区の天然ゴム農民はラテックスのタッピング期に硫酸系の農薬を使用するのでゴムの弾力性が薄れているという文書を発行したことに端を発している。Sinthuwong氏によれば、同地区の天然ゴムを購入してくれる企業はたくさんあるという。同氏によれば、同社への販売停止は、同社がなぜ相談することもなく記者会見を開いてまで同地区の天然ゴムの品質問題を公にしたのかを明らかにするまで続くという。

 またこの20地区の農業ネットワークは、ミシュランとブリジストンのタイヤ不買運動を進めている。同地区の天然ゴム製品は8割がカップランプで、2割がラテックスである。カップランプはSTR20に加工されて主に中国向けに輸出されている。このタイプの天然ゴムはタイヤには使われずタイヤ以外の製品に加工される。

 同氏は、ラテックスを雨季に集荷するときにより凝固しやすいように硫酸系の酸を使う。そうしないとラテックスは雨滴が混入してダメージを受けやすくなるという。(なぜミシュランやブリジストンのタイヤの不買運動をするのか記事には書いていないが、おそらく同社がそうしたタイヤメーカー向けに天然ゴムを輸出しているからだと思われる。)
 
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