9月下旬の会合期待で次第に売りにくくなる原油相場

 9月26日~28日にアルジェリアで開催される国際エネルギー・フォーラム(IEF)にイランが参加する見通しとなった。4月の増産凍結を巡る会合にイランは当初から不参加を表明しており、結果的にその会合は物別れに終わってしまった経緯があるが、イランの参加をキッカケにして、様々な憶測が今後、交錯することになる。

 イランは当初から協調減産や増産凍結の協議に着く条件として、経済制裁前の原油生産回復を挙げてきたが、7月の原油生産は日量平均で360万バレルと、経済制裁前の水準である日量400万バレルに近づいている。8月に入ってさらに増産したことで、9月下旬のIEFに参加することになった可能性もある。

 しかし、イランの増産に当初から難色を示していたサウジの7月の原油生産は日量1067万バレルで過去最高を更新し、さらに8月も増産している。イラクも増産体制を強化しており、主要な産油国はここにきて揃って増産を推し進めているだけに、世界の原油供給は一層過剰状態にあるのは確か。4月当時よりも需給バランスは一層悪化しているのは間違いない。

 また、最大の石油消費国である米国での石油需要の伸びがイマイチで、第2の中国は6月、7月と石油需要が後退している。第3位の日本も台風の影響で低調な需要は避けられないとみられる。
 
wti100
 

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