天然ゴム市場

 上海総合株価指数が8月2日ごろから上昇基調を強め、15日に3140ポイントまで上昇して7か月ぶりの高値を記録しました。格付け会社のムーディーズは18日、中国やブラジル、ロシアの2016年と2017年の成長率見通しを引き上げ、その一方で、トルコや南アフリカの成長率見通しを引き下げました。G20全体の成長率見通しは、2016年が4.4%、2017年が5%と従来見通しを据え置きました。そして、中国の成長率見通しは、2016年を6.6%、2017年を6.3%に引き上げ、それに対して、国内経済の安定や商品価格の上昇、新興国への資本流入、変動が大きかった金融市場が落ち着きを取り戻したこと、FRBの利上げ観測が幾分後退したことなどを理由に挙げました。

 中国の天然ゴム消費量が世界全体の約35%を占めることから、天然ゴム価格にとって中国経済の動向が重要となります。また、月初に一時40ドル台割れとなったNY原油が11日から6営業日続伸となって48ドル台まで上昇したことも天然ゴム価格上昇の追い風となりそうです。

 中国商品先物市場最大の売買高を誇る上海鉄筋(上海螺子鋼)は、3か月前の安値から約36%の上昇となり、強気相場入りとなっております。3か月ほど前の安値からの上昇率は、上海熱間圧延鋼板で約37%、大連鉄鉱石で約30%、上海亜鉛で約22%となっており、中国の鉄関連銘柄や非鉄関連銘柄の中で強気相場入りとなる銘柄が続出しております。こうした流れは、天然ゴム価格上昇の大きな支援材料となりそうです。
 

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