価格主導役を担いつつ上昇を強める上海ゴム相場

 東京ゴム相場の先限価格は揉み合いが続き、6月、7月、そして8月と、下値150円、上値160円の非常に狭いレンジの中にすっぽりと入ったままである。実際、8月17日時点の日足ベースの相対力指数(RSI)は52.08ポイントで強弱の判断分岐点である50ポイント付近にあり、売りと買いの力関係が拮抗していることを示している。

 コモディティ市場はこの時期、夏場の投資活動の停滞で動きが鈍くなることが多く、更にゴム市場においてはタイヤメーカーを中心とした需要家の不需要期であるためヘッジニーズが縮小し、平時と比べ投資の動きが顕著に不活発化してしまいがちだ。

 しかし、今後のゴム相場はテクニカルに買いが誘われやすい状況となる期待がかかる。日足ベースの一目均衡表の抵抗帯の水準が日を追うにつれ徐々に下がってきていることで、先限がこの抵抗帯の中に入ってきているが、仮に、ゴム相場が引き続き動きに精彩を欠き、現状のように155円を中心とした横ばいが継続したとして、今年10月頃には、抵抗帯の上限を突破する可能性が出てきたためだ。

 一般的にこの抵抗帯を上に抜けた場合、相場は陽転して上昇トレンドになるため、下落が続いていたゴム相場はようやく長く暗かった低迷時期を抜け出し、本格的な上昇相場を迎えることも現実味を帯びてきた。

 他方、月足ベースの長期トレンドにおける一目均衡表は、抵抗帯が250円から350円のところに位置し、現在のゴム先限からは大きく乖離している。この一目均衡表を素直にみると、抵抗帯までまだ60~70円も下方に位置しているため、上昇に転じるにはかなりの日柄を要すると判断できる。ただし、乖離幅が大きいということは逆に、相場が売られ過ぎであることを示しており、この観点からも将来的にゴム相場が反発、陽転する可能性を秘めているともいえる。
 
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