三角保合い下放れ(GOLD)

 NY金は三角保合いを下放れ、1600ドルを割り込んできた。フランス大統領選・ギリシャ総選挙で緊縮路線が拒否されたことで、再び欧州ソブリンリスクが材料視されてきた。ギリシャ総選挙では連立与党が過半数を割り込み、連立交渉の難航から、再び選挙が行われる可能性(6/17日前後)も浮上している。5月末~6月にはトロイカ(EU・ECB・IMF)との次回融資に関する交渉も控え、ギリシャ救済で築き上げたトロイカとの合意が反故にされるリスクやギリシャのデフォルトなどが意識されてきた事で、金(GOLD)の「リスク商品」としての側面が高まった格好だ。

 200日移動平均線(1703ドル水準)が上値抵抗として機能しており、2011年9月の史上最高値を起点とした下降トレンドが効いている。足もとは、昨晩は終値ベースで回復した1600ドルの攻防が焦点となる。1600ドル台維持でボックス相場入りのシナリオも想定されるが、1600ドルを維持できなかった場合は、4月16日の当欄コラムで指摘したように、2011年12月安値の攻防が重要になってくる。同水準を割り込んでくると、テクニカル面からはリーマンショック以降の中期上昇トレンドが終了、2011年高値を起点とした新たな中期下降トレンドの始まりも意識されてくるポイントで、同水準を割れてくるとアルゴ取引絡みでのフラッシュ・クラッシュ的な一時的な暴落(50~100ドルクラス)もあるかもしれない。

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