景気回復

 ロイターによれば、7月26日までの週にヘッジファンドはブレントやWTI原油先物に対して大幅にショートポジションを積み増しているという。CFTCによるファンドの建玉を見ると7月26日までの週で、NY原油に対するネット買い残は4週連続で減少している。その間の空売り残は7月26日23万9,744枚と5月3日の15万6,432枚から+8万3,312枚、1.5倍にショートを増やしている。

 これをどう読むかであるが、グラフを見ると、まだまだ以前に合ったほどの売り残ではないことがわかる。以前、つまり、2015年3月24日の28万1,026枚や2016年2月9非の33万981枚ほどの売り残ではないということである。これらの時は売りがピークに達して買戻しが始まり、価格は雪崩を打って上昇した。NY原油の場合、ネット買い残と価格の関係は▲0.04とほぼ無関係であるが、売り残と価格の関係は▲0.80と強い負の相関関係となっている。おそらくもう数週間売りが溜まると、買戻しが始まり一気に価格は上昇すると予想できる。ただし、それまでの間は売りが増加して価格は下がる方向になるかもしれない。
 
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 世の中の景気は徐々に回復しているのではないかとの想いが強い。IMFも、もしBREXITが無ければ欧州も米国もGDPの予想はプラスに上方修正していたといい、FOMCは景気に対する不安材料は無くなったと述べている。そうした意味で金のSAFE HAVENとしての役割はもう終わったように思われる。少なくともここ当分は経済に対する不安材料は見当たらないし、金融緩和はやりつくし、市場には織り込み済みで更なる手は各の中央銀行には残されていない。おそらく近い将来金ETFは売りに回るだろう。

 一方で、景気は徐々に回復過程に入っており、これ以上悪くなるというよりは明るいトンネルの出口が徐々に見えてくるのではなかろうか。少なくともそう期待したい。
 

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