株価の波乱要因原油安、光り輝く金市場

 NY原油(9月限)は、200日移動平均線を割り込み下げ加速。200日移動平均線が上値抵抗に変化し、1月20日安値~6月9日高値までの上昇に対する61.8%押し(40.44ドル)を達成。昨晩のNY市場では、一時ザラバで40ドル台を割り込んだ。

 米石油リグ稼動数が5週連続して増加したことや、リビアで4つの石油ターミナル港の操業が再開される見通しとなったこと、大口投機筋の売り玉(先物・オプション)が前週比28%増加し、2006年以来の大幅なものとなったことなどが材料視された。さらに、米エネルギー情報局(EIA)米原油在庫が過去5年平均を1億バレル超上回り続けている中、サウジアラビアが需要の落ち込みを警戒し、アジア顧客向け石油販売価格を引き下げ、米製油所の秋のメンテナンスシーズン入りを控えていることに加えて、7月のOPEC(石油輸出国機構)の増産観測など供給だぶつき懸念が上値を抑えている。

 8月の石油輸国機構(OPEC)月報は8月10日発表予定。8月9日にはEIAからエネルギー短期見通しが発表される。ナイジェリアを始めとした7月の生産量に注目。また、ここ最近の価格下落で需給逆転時期や価格見通しに変化が出るのか否か注目したい。

 NY原油市場は、貴金属市場と比べると季節傾向の強い銘柄だが、昨年も6月に高値を付けて、8月にかけて下値を切り下げた。2015年・2016年を比較すると、自己相関の強い動きとなっており、フラクタルな値動きがどこまで継続するか注目だ。自己相関が崩れた場合、崩れた方向に大きく動意付くと言う法則を念頭に置きながら、観測していきたい。
 
pp1
 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事