週刊石油展望

《海外原油市況》
 4月23日週のWTI原油は先週比1.14ドル高の103.97ドル、ブレント原油は同1.05ドル高の119.41ドル。
 前週末20日は、3営業日ぶりに反発する展開。4月の独景況感指数上昇を受けた対ユーロでのドル安進行や、主要企業四半期決算の好調さを受けた株高を背景に、原油も買われた。週明け23日は、一転して夜間取引から軟調な推移となる。4月のユーロ圏PMI速報値が5ヶ月ぶりの低水準であったことに加え、4月の中国PMI速報値も景況感判断の分かれ目となる50を6ヶ月連続で下回り、原油の需要鈍化懸念が強まった。また、仏や蘭での政局不安によりユーロ圏の政局懸念が浮上。対ユーロでのドル高もあり、株式とともに値を下げ、一時週間安値となる101.82ドルまで下落した。翌24日 は、前日からの修正場面となり小反発。だが、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を翌日に控え、上値は重い展開となる。25日は、イランが新たな制裁措置回避のため、核開発プログラムの停止を検討しているとの報により、地政学リスクの後退から相場は下落。3月の米耐久財受注が市場予想を大幅に下回ったことも相場を押し下げた。さらに、EIA統計にて原油在庫が397.8万バレル増加(予想:280万バレル増加)したことも売り材料となる。しかし、FOMC声明において、景気の先行きについて 「徐々に加速する」とされたことを好感して原油相場は急速に切り返し、プラスサイドで終えた。翌26日も、前日の流れを引き継ぎ続伸。追加緩和の可能性は残っているとしたバーナンキ議長発言を受けたユーロ高/ドル安、株高等を背景に買われ、3営業日続伸となった。

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