週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.65ドル安の44.52ドル、ブレント原油は同0.74ドル安の46.10ドルとなった。

 前週末15日の海外原油先物相場は小幅に続伸、6月の米小売売上高や、中国の4-6月期GDPの予想を上回る良結果を受けて買いが先行した。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズ発表の米国内の石油掘削リグ稼働数は前週比6基増で、3週連続で増加したものの相場への影響は限られた。

 週明け18日は反落。15~16日にかけてトルコで起きた軍の一部勢力によるクーデターが未遂に終わり、原油航路の要衝ボスポラス海峡が再開されたことから供給混乱懸念が後退し、利食い売りが優勢となった。相場はこの日未明まではおおむね堅調な推移となっていたが、早朝以降は需給環境の緩みに市場の関心が戻った格好で、マイナスサイドまで値を切り下げることとなった。19日は、対ユーロでのドル高などを材料に売られ続落した。米住宅着工件数が予想を上回ったことから為替市場でドルが上伸し、商品安に繋がった。ファンダメンタル面での大きな材料はなかったものの、引き続き世界的な原油の供給過剰感が根強く、安値圏での値動きに終始した。20日は、3営業日ぶりに反発。朝方は、ドル高もあり調整売りから値位置を切り下げていたが、EIA統計にて原油在庫が230万バレル減少(予想:130万バレル減少)となり、また9週連続の減少となったことから切り返した。ただ、一段と上値を追うには至らず、翌21日は戻りを売られる展開。WTIは45ドルを維持できずに安値引けとなった。

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