天候相場特有の波乱の展開をみせるトウモロコシ

 米コーンベルトのホット&ドライを巡る思惑にシカゴトウモロコシは乱高下を演じている。12日の米農務省の需給報告を境にして、ホット&ドライ予報を警戒する動きが高まり、シカゴ大豆の急騰をキッカケにシカゴトウモロコシも大きく買い進まれ、14日には新穀12月限で3.80ドルを上回る場面もみせた。米農務省の需給報告発表当日の安値の3.50ドルから30セントの急伸である。上昇局面では天候プレミアム以外にも米国トウモロコシの輸出拡大に対する思惑買いもみられ、上げに拍車をかけていた。

 ところで、14日に発表された週間輸出成約高は、事前予想を若干上回る135万5600トンだったが、相場が急落した週の成約高だっただけに、期待外れの成約高となった。加えて、米コーンベルトのホット&ドライの規模が、当初予想から縮小するとの予報が相次いだことから、14日のシカゴトウモロコシは序盤の続騰が一変し、引けにかけて大崩れを演じることとなった。

 7月に入って米コーンベルト全般に雷雨が適度にみられ、土壌水分はかなり潤沢である。主産地州都の7月13日までの降水量合計は、アイオワ=デモインで63.2ミリ(7月の平年の月間雨量は113.5ミリ)、イリノイ=スプリングフォールドで55.6ミリ(同100.1ミリ)、ネブラスカ=オマハで98.6ミリ(同97.3ミリ)、ミネソタ=ミネアポリスで83.6ミリ(同102.6ミリ)、インディアナ=インディアナポリスで54.9ミリ(同112.8ミリ)など、平年の半分から平年並の雨量に達している。

 雷雨のため、日中時間の多くが晴天に恵まれており、トウモロコシの生育で最も重要とされる受粉もかなり順調に進展しているとみられている。降雨は7月18日前後まで予想されており、市場ではその後のホット&ドライが懸念されていたものの、現時点では受粉障害となる高温にはならず。地域によってはホット&ドライの間にまとまった降雨が期待される地域もあるという。
 
cobtcorn
 

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